HOME > オール電化+IOT
オール電化+IOT
こんにちは!
今回は、オール電化とIOTについて記述させて頂きます。ご存じの方もそうでない方もお付き合いいただければ幸いです。
昨今よく耳にするオール電化とIOTですが、まずは、どのような定義を指すのか明記させて頂きます。
***オール電化***
オール電化とは、自然の力と少しの電力を賢く利用して家庭内のエネルギーをまかなう暮らしの事です。
調理・空調・電気・給湯などの熱源を全て賄っている住宅をオール電化住宅といいます。
ガス代がかからず、電気のみを使う為、安全性も高いと言えます。
***IOT(アイオーティー)***
Internet Of Thingsの略称。物(事)のインターネットと直訳できますが、モノがインターネット経由で通信する事を意味します。
IOTという言葉が生まれる前は、インターネットはコンピュータ同士を接続するためのものでした。従来は主にパソコンやサーバー等のIT関連機器が接続されていました。
しかし、現在では、スマートフォンやタブレット端末も接続されています。
テレビやデジタルカメラ、デジタルレコーダーや最新話題のスマートスピーカー等のデジタル情報家電をインターネットに接続する流れは増加しています。
それぞれのメリット
***オール電化***
1.お湯や暖房を安く使える
オール電化の最大のメリットは、光熱費の中でも大部分を占める「お湯」と「暖房」にかかるコストを安く抑えることが出来るという点です。
オール電化向けの電気料金プランは、夜間時間帯の電気の単価がとても安く設定されているので、その安い夜間電力を利用して日中に使うお湯を沸かしておいたり、暖房の蓄熱をします。
お湯に関しては、ガスと夜間電力(オール電化)の1kWhあたりの湯沸かしコストを(300リットルのお風呂に、10℃→40℃に温めた湯を張る場合)比べた場合
・LPガスは221円
・都市ガスは126円
・夜間電力(オール電化)は127円
となり、都市ガスとオール電化のエネルギーコストが安いことがが分かります。さらに、オール電化はガス代の基本使用料がかからない事を考えると、安くお湯を使う事が出来るといえます。
蓄熱暖房機に関しては、蓄熱暖房機のように広い空間を長時間暖めるのに向いているエアコンと比べても、安い夜間電力の単価の1/2~1/3以下など大変安く設定されているため、暖房にかかるコストを安く抑える事が出来ます。
2.基本使用料を一本化できる。
ガス併用住宅の場合は、ガス・電気それぞれに基本使用料がかかりますが、オール電化の場合は電気の基本使用料のみとなるので、基本使用料を一本化できる分節約が出来ます。
電気・ガス併用住宅の場合
・都市ガスと電気の併用の場合基本使用料は合計で
1868円40銭
・LPガスと電気の併用の場合基本使用料は合計で
2533円40銭
オール電化の場合
・オール電化住宅基本使用料は1296円のみ
*一般家庭でのガス平均使用量を32㎥(東京ガス参照)、ガス併用住宅の一般家庭の電気使用量を30A契約290kWh/月、オール電化住宅の電気平均使用量を6kVA契約660k
Wh/月(東京電力EP参照)とし、東京ガス2014年11月時点の料金単価、石油情報センターLPガス2014年8月の東京都平均額、東京電力EP「電化上手プラン」をもとに計算しています。
実際に基本使用料を比較した場合、ガスの基本使用料がかからないオール電化は基本使用料が安く抑えられることが分かります。
3.住宅内に熱源を持たずに安全
オール電化はガスのように住宅内に熱源を引き込まない為、ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒の心配がないという安全面があります。
また、オール電化のキッチンはIHクッキングヒーターを使いますがIHクッキングヒーターはガスコンロと比べて
・炎が発生しない為、ガスよりも火災に対する安全性が高いとされている。
・室内に二酸化炭素を増加させるガスに対してIHクッキングヒーターは空気を汚さない。
・磁力線によって鍋自体を発熱させる(電磁誘導加熱)ため、キッチンまわりが熱くならない。
・ガスコンロよりも汚れにくく、フラットなため手入れが楽。
という利点があります。
4.震災時にタンク内の水を利用できる
震災時などに、エコキュートや電機温水器のタンク内の水を一時的な生活用水として使用する事が出来ます(飲用水としては利用できません)。また、震災時は電気・ガス・水道の中でも電気の復旧が一番早いとされています。
上記のアンケート結果からも分かるように、9割方のお客様から「オール電化にしてよかった」、「光熱費が安くなった」、「他の方にもおすすめしたい」など、ご満足いただけています。
***IOT(アイオーティー)***
1.利用者は生活が便利になる。
IOTの普及に伴って今まで出来なかった「離れた場所から~出来る」が大幅に増えます。例えば
・ビニルハウスの室温や日射量、土壌等の管理を遠隔で監視。
・登下校中の子供の動きを確認できる。
・留守中に自宅の子供、ペットの様子を確認できる。
・自宅のドア、窓の開閉や施錠の様子を知ることができる。
・自社製品の稼働状況をモニタリングできる。
・照明や家電製品のスイッチをON/OFFできる。
2.子供やペットを安心して世話できる。
監視カメラなどを遠くからでも操作して離れている家族やペットなどの様子をいつでも確認できます。
3.鍵のかけ忘れ、電源入れっぱなし防止。
帰宅前に浴槽やエアコンのスイッチを入れておく、もしくは電源を切り忘れた時に外出先でオフにする事が出来たり、鍵をかけ忘れた際に、外出先で鍵をかける事が可能です。
4.企業側は顧客のニーズを知る事が出来る。
自社製品の稼働状況をモニタリング出来る為、各IOT対応の自社電化製品の稼働時間、使用している電力量、使用方法などを知ることで、サービス改善、製品開発に生かす事が出来ます。
続きは次回へ持ち越させて頂きます。
次回はさらに深い部分、デメリットも記載させて頂きます。
ご覧いただきありがとうございます。