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☆特集☆IHとガスコンロどちらがいい??
こんにちは!!
以前簡単にご紹介させて頂きましたが、今回はIHクッキングヒーターについてあれこれご紹介させて頂きます。
と、その前に・・・
皆様のご家庭のキッチンでは調理の際にガスコンロを使用していますか??それとも既に、IHクッキングをご利用なさってますか??
オール電化の住宅が増えてきてはいるものの、未だに半数以上の方がガスコンロをご利用なさっているようです。(ソースが2017・2019のデータになります。ですので、令和の今はIHが増えているかも・・・ご容赦下さい)
理由はやはり、10年前の「東日本大震災」。南海トラフや富士山噴火等の災害への関心も高まり「災害で電気が止まったら困る」考える人が増えた事もガス派主流の要因かもしれません。
また、男女年代別で見ると10代女性と20代男性は「ガス派」が半数を下回っており、一方で10代男性は51.9%、20代女性は63.9%と男女の割合が逆転してしまっているという興味深い結果となりました。
1人暮らしをしている10代女性なら不安から「ガスだと漏れた時に火災が怖い」、仕事などでつい家事をサボりがちの20代男性は「そもそも調理をせずにコンビニなどで済ませたい」と考えている方が多く見受けられるようです。
尚、ネット上を見るとガス派からは「電気の時に不便」、「火力」の点からガスを選ぶ声が挙がっており、一方で「掃除のしやすさ」等がIHのメリットとして挙げられております。
では、色々な視点からガスコンロとIHヒーターの比較をしてみましょう。
*本体価格・初期費用*
IH
4万円~20万円 LOSE
ガスコンロ
3万~16万円 WIN
先ずは本体価格です。平均的に見ればガスコンロの方が安い傾向があります。
しかし、今やIHもガスコンロも種類が豊富で、値段もピンキリです。安いIHもあれば、高級なガスコンロもありますので、あまり比較対象にはなりません。
ただ、リフォームなど取替工事費はIHへの切り替えの方が若干(2~3万円程度)高くなる傾向があるので、本体価格・初期費用はガスコンロに軍配を上げました。
*電気代・ランニングコスト*
IH
- 朝 25.92円/1kWh
- 昼 38.63円/1kWh
- 夜 12.16円/1kWh
東京電力オール電化プラン LOSE
ガスコンロ
- 終日平均 12.16円/1kWh
都市ガス WIN
こちらも比較でよく引き合いに出されるテーマですが、ランニングコストです。
「IH」は電気、「ガスコンロ」はガスですので比較するのが難しい上に、電気とガスをまとめたり、どの時間によく料理をするのか、さらには電気の料金プランも豊富なので一概には言えません。
おまけに、一般的な4人家族で1カ月のコンロ・IHの電気代は1000円前後です。そう考えると、そんなに気にするレベルではないというのが正直な評価です。
あえて勝敗をつける場合はガスコンロとしておきます。
*【見た目】IHとガスコンロ比較*
IH
フラットなスッキリしたデザイン WIN
ガスコンロ
五徳など、いかにもキッチンなデザイン LOSE
IHは見た目が良い!などという記事を見ますが、正直これはデザインですから好みです。ガスコンロのように凸凹があり、五徳が並び、「これぞキッチンだ!」という方も少なくないでしょう。
ただ、最近は対面式のキッチンやオープンキッチン、アイランドキッチンなど「見せる・魅せる」キッチンが流行っていますので、LDK全体の「見た目」を意識する方には、IHが良いでしょう。
*【火力】IHとガスコンロ比較*
いまだにIHはガスコンロより火力が弱いという評判があるようです。
しかし、IHが登場したての頃ならまだしも、200V以上が主流となった昨今、ガスコンロもIHも一般的なものなら火力にそこまで差はありません。
IHクッキングヒーターは、磁力線の働きにより鍋底自体を加熱する仕組みなので、高火力になるまでの速さは「IH」でフライパンを振ったり多少調理器具を持ち上げても熱が続くのは「ガスコンロ」という程度のことになります。
どうしても「高火力じゃなきゃ俺の中華はダメなんだ!!」という方は、おそらくそういう高火力ガスコンロを購入しているでしょうから比較になりません。
*【火力調整】IHとガスコンロ比較*
IH
・温度設定、現在の温度が表示される
・10段階切り替えは当たり前
ガスコンロ
・目で見て火加減調整
・つまみの微調整で何段階でも切り替え
ガスコンロ派の主張に「IHは火加減の調整がしにくい」という口コミが未だにあるようですが、さすがにIHも登場して十数年以上が経過しています。とうに改善しています。
IHのメリットは、温度設定や現状の温度が液晶などに表示される数字でみれるので、揚げ物の温度調整などがしやすいです。
ガスコンロのメリットは、目で見て、火加減を調整する事になりますから、レシピの「弱火」は「なべ底に直接火が当たらない位の火加減」など知識が必要ですが、柔軟な火加減が可能です。
火加減調整が楽に確実にできるのは「IH」、細やかなこだわりの火加減に対応できるのはガスコンロです。
この辺で、続きは次回とさせて頂きます。ご覧いただきまして誠にありがとうございます。